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平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットについて解説!

公開日:2022/12/15  


平屋の注文住宅は、年配の夫婦だけでなく、平屋のシンプルなデザイン性や平屋ならではの住みやすさから、若い世代の夫婦にも人気があります。しかし、平屋には多くのメリットがある一方、さまざまなデメリットもあります。そこで今回は、平屋の注文住宅を建てるメリットやデメリット、チェックするポイントを紹介します。

平屋の注文住宅を建てるメリット

1階建てである平屋にはさまざまなメリットがあります。ここでは、平屋の注文住宅を建てるメリットを紹介します。

シンプルな生活動線

平屋はワンフロアであるため、2階建てのように上下移動をする必要がなく、シンプルな生活動線です。2階建ての場合は水周りが1階にあることが多いので、2階の部屋にいてトイレに行くために、1階に降りなければならなかったり、1階で洗濯をして2階のベランダまで干しに行かなければならなかったりします。しかし平屋であれば階段がないため、すべてワンフロアで完結できるので、最小限の動きで十分です。

バリアフリーにしやすい

平屋は階段がないため、バリアフリーにしやすい住宅といえます。2階建てで、小さな子どもや高齢の方がいる家庭では、どうしても階段からの転落という危険性がつきものです。しかし、平屋にすることで階段からの転落をする心配がありませんし、段差のないフラットな設計にすることで、車いすの方でも安心して暮らすことができます。

2階建てよりもメンテナンス費用を抑えられる

新築の住宅は、10~15年後には外壁のメンテナンスをする必要があります。その際に、2階建ての住宅であれば、足場を組まなければなりませんが、足場費用は高額であることが多いです。しかし、平屋の住宅は足場を組む必要がないため、その分メンテナンス費用を抑えられるというメリットがあります。

家族と接する機会が増える

平屋は床面積を効率良く使うために、廊下を省いた間取りにすることが多いです。そのため、各部屋に行くときに必ずリビングを通るような間取りに設計することで、家族と接する機会が増え、コミュニケーションを取りやすいという特徴があります。

耐震性が高い

地震の揺れはどうしても建物が高い方が影響を受けやすいですが、平屋は1階建てで高さが低いため、2階建てよりも地震の影響を受けにくく、耐震性が高くなっています。そのため、平屋は地震の多い日本では、安心して住める建物といえるでしょう。また、高さが低い平屋は、風の影響も受けにくいので、台風にも強いというメリットもあります。

平屋の注文住宅を建てるデメリット

平屋にはさまざまなメリットがある一方、残念ながらデメリットもあります。ここでは、平屋の注文住宅のデメリットを紹介します。

敷地が広くなければならない

平屋で2階建てと同じくらいの床面積の住宅を建てるためには、敷地が広くなければなりません。たとえば、床面積が50坪の2階建ての住宅を建てようとした場合は、1階25坪2階25坪で、敷地の広さは50坪も必要ありません。しかし、土地には建ぺい率があり、50坪の土地で建ぺい率が60%であると、30坪の敷地面積にしか住宅を建てられません。そのため、平屋で50坪の住宅を建てるためには、もっと広い敷地が必要になります。

建築費用が割高

平屋は2階建ての住宅に比べると、敷地が広く基礎工事にかかる費用や、屋根が広くなるため、屋根の工事にかかる費用が高くなります。そのため、どうしても建築費用が割高になる傾向があります。

日当たりや風通しが悪くなることがある

平屋は部屋数を多くすると、構造上外に接する部屋と、外に接していない部屋ができてしまいます。そのため、中心部分にある外に接していない部屋は、日当たりや風通しが悪くなるという問題が発生します。問題を解消するためには、天窓をつけたり家のデザインをL字型やコの字型にしたりするなどの工夫が必要です。

平屋の注文住宅を建てる際にチェックするべきポイント

平屋の注文住宅を建てる際は、2階建てと比べて、どちらが自分の生活スタイルに合っているか考えましょう。ここでは、平屋の注文住宅を建てる際にチェックするべきポイントを紹介します。

プライバシーの確保

平屋はワンフロアにすべての生活空間あるため、家族と接しやすい反面プライバシーの確保が難しい住宅です。しかし、プライバシーを確保するために壁やパーテーションを多くすると、日当たりが悪くなったり風通しが悪くなったりします。そのため、設計の段階で、部屋の間取りや生活動線をしっかり考えなくてなりません。

二世帯住宅にするのか

平屋は、家族同士で接する機会が増えるため、コミュニケーションを取りやすいですが、二世帯住宅のようにそれぞれの生活に干渉しない場合は、あまり向いていないといえるでしょう。しかし、二世帯でも生活を分け隔てることなく生活する場合は、平屋の方が適していることもあります。

まとめ

平屋の注文住宅を建てるメリットは、シンプルな生活動線であること、バリアフリーにしやすいこと、2階建てよりメンテナンス費用が抑えられること、家族と接する機会が増えること、耐震性が高いことが挙げられます。デメリットは、敷地が広くなければならないこと、建築費用が割高になること、日当たりや風通しが悪くなることです。チェックするべきポイントは、プライバシーが確保できる間取りなのか、二世帯住宅にするのかということです。

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