注文住宅でペットと楽しく過ごせる家に!おすすめの工夫ポイントは?
ペットは大切な家族の成員。動物を飼っている人は誰しもが、ペットにとっても快適な家にしたいと思うのではないでしょうか。この記事では、ペットと楽しく過ごせる家にするためのポイントやあるとよい設備を紹介します。チェックして家づくりのヒントにしてくださいね。
ペットとの暮らしは安全第一
最近では、ペットの多くが室内で飼われるようになりました。飼い主が出掛けるときでも、ペットが家で安心して暮らすためにはしっかりした対策が必要です。具体的に、どのような安全対策できるのでしょうか。
1つ目は、ペットの足腰を考えた床材にすることです。フローリングにワックスをかけて床が滑りやすくなっている状態は、ペットの足腰の負担を増やしてしまいます。階段の下やペットが長くいるお気に入りの場所の床には、クッション性のある素材やコルク材を使うこともできるでしょう。
2つ目は、階段の段差をゆるやかにすることです。家で元気に走り回る可愛いペットたち。その姿に癒されることが多いのではないでしょうか。階段もその1つです。しかし、階段の段差は危険な場所になってしまうことも。年をとってしまうと、階段の段差が足腰に響くものです。傾斜をゆるやかに段差は低めに設定すれば、ペットの安全を守れます。
3つ目は、内開きのバスルームにすることです。バスルームはペットにとって事故が起こりやすい危険な場所。バスルームのドアは、人がいるときでもしっかり閉めておきましょう。ドアの形状を内開きにしておくなら、簡単に出入りできません。万が一、ペットが入ったとしても安心できるように、湯船の蓋は閉めておくようにしましょう。また、ペットが口にすることのないように、シャンプー・リンス等もしっかり収納してください。
4つ目は、独立型のキッチンにすることです。ペットが入ってこられないように、しっかりキッチンを分けることも対策になります。キッチンでは、刃物や火など危険がいっぱい。キッチンを独立型にできないとしても、ペットフェンスなどを使用するなら、ペットの安全を確保できるでしょう。
5つ目は、コンセントに注意することです。放っておくと、ペットはコンセントを噛んで遊んでしまいます。感電の危険もあるので、コンセントはできるだけペットの手の届かないところに。高めに設定することが一番です。もし、できない場合には、コンセントカバーをつけて直接触れられないようにしましょう。
あると便利な設備・間取り
次にペットを飼う際に、あると便利な設備や間取りを紹介します。
1つ目は、自由に変えられる間取りです。家にいるときでも、存在を確認できるとしたら安心できるのではないでしょうか。ペットの居場所と隣接しているワークスペースとの間に引き戸をセットするなら、開放させたりつなげたりと自由に間取りを変えられます。少しだけ開けて仕事することもできるうえ、休憩時間には開放してペットと遊ぶことも可能です。
2つ目は、飛び出し防止のゲートを設置することです。来客などで、玄関のドアが開いたタイミングにペットが飛び出していってしまう危険があります。そうした危険を防ぐためにも、飛び出し防止のゲートはおすすめです。設置場所にピッタリな大きさを選んでペットが自分で開けられないようなものをチョイスしましょう。
また、どうしてもそのため、仕事時間中はケージに入れておくこともできるでしょう。また、猫と犬の場合で、あったらよい設備は異なります。自由気ままな猫の場合は、高いところがとにかく好き。猫用の階段や爪研ぎなど、習性に合わせて遊べる遊び場所を作ってあげるのがおすすめです。キッチンに入ってこられないように仕切りやゲートを作ることもできるかもしれません。犬の場合、走り回って遊ぶスペースを設けましょう。庭があるならちょっとしたドックランスペースを、それが難しいなら犬のために長めの動線を設けましょう。
ペットとの暮らしをより楽しめる環境にするには
ペットとの暮らしを楽しくするには、ペット目線で考えることが大切です。小さいペットからすれば、床に転がっているものはすべて遊び道具になり得ます。まずは、ペットに危険な物がないかを確認して、電源コードなどを安全に収納してください。また、仕事時間中はケージに入れておくこともできるでしょう。さらに、不在時の温熱環境にも気をつけるなら、いつでもペットが過ごしやすい環境設定にできます。
大切なペットと楽しく暮らすためには、しっかりした安全対策を設けることが必要です。滑りやすい床はペットの足腰に負担をかけてしまいます。そのため、クッション性のある素材やコルク材を使うことをおすすめします。生活パターンに合わせて自由に変えられる間取りにするなら、ペットとの時間を上手に確保できるでしょう。生活動線をペットの目線で考えて、ペットと楽しく暮らせる家をつくりましょう。