注文住宅の内装が安っぽく見えてしまう理由とは?選び方のコツを解説!
自分なりにこだわって作ったマイホーム、中でも難しいのが内装ではないでしょうか。せっかくこだわって作れる注文住宅にしたのに結果的に安っぽく見えてしまうのはとても残念です。安っぽく見えてしまう理由や、安っぽく見えない内装の選び方、選ぶ際に注意するべきポイントについてご紹介します。
もくじ
注文住宅の内装が安っぽく見えてしまう理由
品質のいいものを使用していても、間取りのバランスや壁やフローリングの色が合っておらずバラバラな印象を与えてしまうと安っぽく見えてしまいます。
フローリング素材
小さなお子さんのいる家庭では、子どもが床を傷つけることを理由に価格を抑えたフローリング素材を選びがちです。安っぽい床材を選ぶことで思っている以上に傷が目立つ場合があります。床は壁と同様に内装の面積の大部分を占めるので、こだわった素材のものを選ぶようにしましょう。
壁紙の材質や柄
室内で最も面積の大きい壁紙は内装のイメージを大きく左右します。広い面積を占めているからこそ、品質の悪いものを選んでしまうと安っぽいイメージが強くなってしまいます。また、派手なデザインやポップな色使いの壁紙は人の出入りの少ない部屋に使用し、リビングや寝室など人の出入りが激しい場所では使用しないほうがいいでしょう。
水回りの設備
使用頻度の高いキッチンやバスルームは内装の雰囲気を決める場所の一つです。安いキッチンやバスルームは使い勝手が悪く、汚れなどが目立ちやすいので注意しましょう。毎日使う場所だからこそこだわってよいものを選ぶと安っぽく見えることは避けられます。
注文住宅の内装の選び方のコツとは?
内装のデザインをどのような手順で決めていったらいいか、コツなどについて見ていきましょう。
デザイン画像をたくさん見る
理想のイメージをつくるための、たくさんのサンプルを見ましょう。気になったデザインややってみたいデザインがあれば画像をどんどん保存しておきます。まとまった段階で見直しながらさらに絞っていくことで、自分の好みを見つけやすくなります。画像があれば建築会社やデザイナーと相談するときにも役立ちます。
家族で意見を統一する
デザインがある程度絞られてきたら、家族や同居人と話し合ってどのような内装にしたいか確認します。自分一人では気づかないデザインや、既に選んだデザインのいい点悪い点を発見できることもあるので、納得がいくよう時間をかけて決めましょう。家族だけでなかなか意見がまとまらないときには、建築会社や住宅メーカーなどに相談するのもひとつの方法です。
各部分の材質や色を決める
まずは目に入る面積が一番大きい床材から決めることをおすすめします。床の色に合わせて天井や壁紙の色を決めましょう。
家具などを決める
各部分の色が決まったら、設置するキッチンやドアなどの設備を決めていきます。水回りに関しては、デザインだけでなく機能性も重視して選びましょう。同時に照明やカーテン、家具なども順次決めていきます。
注文住宅の内装を選ぶ上で注意するべき点
内装を決めていくうえで注意するべきポイントについて見ていきましょう。
デザインの統一性
安っぽく見えないためには、デザインの方向性をしっかりと決めて、使用する素材やインテリアや家具などの色調やテイストを統一することが大切です。リビングや寝室、居間によってデザインのテイストが異なると、アンバランスな印象を与えてしまうこともあります。少し冒険したデザインを試したい場合には、トイレやクローゼットなどあまり人目につかない場所で試してみてはいかがでしょうか。
アクセントを詰め込みすぎない
安っぽく見えない部屋を目指していると、あれもこれもといろいろな色やデザインを取り入れたくなってしまいますが、詰め込みすぎるとごちゃごちゃしてしまい、かえって安っぽく見えてしまうことがあります。たとえば、一部屋につき使う色は3色以内にするなど決めておけばごちゃごちゃすることは避けられます。
床と壁のバランス
床と壁は部屋全体の大部分を占めるため、雰囲気がちぐはぐになってしまっていると一気におしゃれでない印象になります。派手なデザインの壁紙が好みであれば、床の色はシンプルなものにするなど、床と壁のバランスを整えるとすっきりと見えます。
自分の理想を叶えてくれる会社に依頼
自分の理想とするデザインに関して実績や経験がある会社に依頼しましょう。住宅会社やデザイナーにも得手不得手な分野があります。自分たちだけでデザインを考えていても、なかなか決まらないことが多いので、信頼できるプロに任せてみることをおすすめします。
生涯に1度の大切な買い物である注文住宅、せっかく建てるのであれば自分が納得の行く素敵な家にしたいですね。決めなければいけないことがたくさんあって大変ですが、できるだけたくさん情報を仕入れて、調和のとれた満足のいくデザインにしていきましょう。